第9講

ヒント — これだけ知れば指示できる

エージェントに:「サーバーに /health エンドポイントを追加して。DB接続状態、エラー率、アップタイムをJSONで返すように。」

エージェントに:「このプロジェクトを docker-compose.yml で構成して。アプリサーバーとDBを含めて。docker compose up で全部起動するように。」

エージェントに:「デプロイ失敗時に自動ロールバックを設定して。/health が失敗したら前のバージョンに戻して。」

3つのフレーズ。サーバーに目を付け、システムを宣言し、安全網を張る。


なぜこう指示すべきなのか

Agent Operable Systemの4条件

1. Observability — 全状態が機械的に観測可能。/health エンドポイント、構造化JSONログ。

2. Declarative — 全行動が宣言的に定義。docker-compose.yml、Makefile、CI/CDワークフロー。推測なし — ファイルが真実。

3. Reversible — 全変更が検証可能で戻せる。git revert、Terraformステート、マイグレーションdown。

4. Human-in-the-loop — 承認ゲートが明示的。テストとstagingは自動。production デプロイとDBスキーマ変更は承認必須。

完全パイプライン

「注文履歴閲覧機能追加して」→ SSOT編集 → validate → コード生成 → テストパス → ビルド → staging デプロイ(承認)→ production デプロイ(承認)→ モニタリング。人間がしたこと:「機能追加して」+「承認」2回。


関連記事

Reins Engineering 全講義

タイトル
第1講AIへの指示の仕方
第2講AIを信じない方法
第3講壊れないアプリ
第4講決定をコードの外へ
第5講手綱のあるAI
第6講通過したら固定する
第7講おべっかを逆手に
第8講エージェントの工場
第9講コードを超えた自動化
第10講データの法