第8講

ヒント — これだけ知れば指示できる

エージェントに:「一番長いファイルを見つけて関数ごとに分離して。ファイル名は関数名と同じに。既存テスト全パス必須。」

エージェントに:「filefunc validate 回して違反0にして。既存テスト全パス必須。」

エージェントに:「tsma next 繰り返して全関数にテスト追加。未カバー分岐が出たらそのテストも追加。All functions completeまで。」

Go、TypeScript、Python全対応。


なぜこう指示すべきなのか

SWEが読みやすいコード ≠ エージェントが操作しやすいコード

エージェントはファイル全体をロードする。1ファイルに関数20個なら19個が不要なコンテキスト汚染。研究によると不要情報が混ざるとAI性能が30〜85%低下。

filefunc — 1ファイル1概念

原則:1ファイル = 1概念。ファイル名 = 概念名。 Honoフレームワーク(star 23k+)で実証:186ファイル → 626ファイル。テスト4,419個、1つも壊れなかった。

tsma — レガシーコードの回帰防衛線

tsma next → テスト作成 → 未カバー分岐を行番号で通知 → エージェントがカバー → PASS → 次の関数。エージェントが死んでもsession.jsonに進捗保存。

Agent Operable Codebaeの4条件

条件ツール効果
1ファイル1概念filefuncコンテキスト汚染遮断
全関数にテストtsma修正後の回帰検知
シンボリック参照で接続operationId (yongol)レイヤー間追跡
暗黙的カップリング除去whyso coupling隠れた依存関係検出

第8講の核心メッセージ:電車を速くするな。線路を敷け。


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Reins Engineering 全講義

タイトル
第1講AIへの指示の仕方
第2講AIを信じない方法
第3講壊れないアプリ
第4講決定をコードの外へ
第5講手綱のあるAI
第6講通過したら固定する
第7講おべっかを逆手に
第8講エージェントの工場
第9講コードを超えた自動化
第10講データの法

根拠資料出典

  • Stanford, “Lost in the Middle” (2024) — 関連情報がコンテキスト中間に埋まると30%+低下
  • Amazon, “Context Length Alone Hurts LLM Performance” (2025) — 不要トークンが空白でも13.9〜85%低下
  • Hono実証 — 186 → 626ファイル、テスト4,419個全パス
  • tsma 527関数実証 — PASS 246, DONE 281, TODO 0