
ヒント — これだけ知れば指示できる
AIコーディングツールの限界は柵(ハーネス)だけで方向(手綱)がないこと。リンター、フォーマッター、CIが「外に出るな」と言うが「こちらへ行け」とは言わない。コードが「きれいだが間違った」状態でプロダクションに届く。
核心原則:モデルを変えるな、契約を追加せよ。 同じモデルでもフィードバック構造によって40で止まったり527を完走したりする。
Reinsの3本柱:決定論的フィードバック、ラチェット固定、決定と実装の分離。1つでも欠ければ収束が壊れる。
なぜこう指示すべきなのか
4つの時代
1世代:プロンプトエンジニアリング — 一回限り。2世代:コンテキストエンジニアリング — 第1講。3世代:ハーネスエンジニアリング — 柵、方向なし。4世代:Reins Engineering — 手綱、方向あり。
柵と手綱の違い
柵:牧場の柵。馬は自由に歩き回るが目的地に着かない。手綱:馬に乗って手綱を握る。馬は自由に走るが方向はあなたが決める。
3本柱
柱1:決定論的フィードバック。 意見ではなく事実。「41行目:フィールド名不一致」 — おべっかの余地なし。
柱2:ラチェット固定。 通過したら固定。前へ。40 → 527 — 「終わり」を誰が決めるかの差。
柱3:決定と実装の分離。 決定はSSOTに、コードは使い捨ての投影。
Symbolic Feedback Loop — 電車より線路
LLMが生成 → 決定論的ツールが判定 → 結果をLLMに返す → 繰り返し。go testは幻覚を見ない。yongol validateはおべっかしない。
「モデルを変えるな、契約を追加せよ」
人治主義 vs 法治主義。賢い王に頼るのが人治。法に頼るのが法治。契約を追加するのが法治主義。
関連記事
Reins Engineering 全講義
| 講 | タイトル |
|---|---|
| 第1講 | AIへの指示の仕方 |
| 第2講 | AIを信じない方法 |
| 第3講 | 壊れないアプリ |
| 第4講 | 決定をコードの外へ |
| 第5講 | 手綱のあるAI |
| 第6講 | 通過したら固定する |
| 第7講 | おべっかを逆手に |
| 第8講 | エージェントの工場 |
| 第9講 | コードを超えた自動化 |
| 第10講 | データの法 |
根拠資料出典
- Carnegie Mellon University, MSR 2026 — コード複雑度41%永久増加
- Google DORA Report, 2025 — AI導入25%増加ごとに配信安定性7.2%低下
- TDAD, ACM AIWare 2026 — 手続き的指示は回帰を悪化、具体的コンテキスト提供で70%減少